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刺繍に向く布の選び方

刺繍の仕上がりは、糸だけでなく布の選択にも大きく左右されます。針の通りやすさ、布目の詰まり具合、洗濯後の縮み方など、素材によって扱いやすさが変わります。オーダーで持ち込まれる素材を見ていると、刺繍に向かない布が選ばれていることも少なくありません。
麻布:定番で扱いやすい
麻(リネン)は手刺繍の定番素材です。布目が均一で針が通りやすく、刺繍枠をかけたときに適度な張りが出ます。洗濯後の縮みも比較的少なく、額装作品にも衣類への刺繍にも使えます。
ただし、麻は布目が粗いものから細かいものまで幅があります。細かいモチーフを刺す場合は、布目の詰まった薄手の麻を選ぶ方が針の位置を正確に決めやすいです。
綿:種類が多く用途が広い
綿素材は種類が多く、用途によって使い分けができます。ハンカチやポーチへの刺繍には、綿ローンや綿ブロードが向いています。薄手で針が通りやすく、仕上がりが軽やかになります。
厚手のキャンバス地は、バッグや壁掛け作品に向いています。針が通りにくい場合は、太めの針(フランス刺繍針の4〜6番)を使うと作業しやすくなります。
ウール:秋冬の作品に
ウール地はクロスステッチや幾何学模様との相性がよく、秋冬の作品に使うことが多いです。布目が均一なウールイーブンウィーブを使うと、クロスステッチの目が揃いやすくなります。
ウールは洗濯で縮みやすいため、額装作品として仕上げる場合は問題ありませんが、衣類への刺繍に使う場合は素材の扱いに注意が必要です。
持ち込みの素材に刺繍できるかどうかは、実際に布を見てみないと判断できないことがあります。ご不明な場合は、事前にメールで素材の写真をお送りください。
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