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刺繍糸の選び方と色の組み合わせ方

刺繍糸の選択は、図案の印象を大きく左右します。同じ図案でも、使う糸の色と本数によって、繊細にも力強くもなります。糸の種類と色の選び方について、スタジオでの経験をもとにまとめました。
25番刺繍糸の基本
フランス刺繍で最もよく使われるのが25番刺繍糸です。6本の細い糸が撚り合わさった構造で、使う本数(1〜6本)によって線の太さや面の密度を調整できます。DMC社の25番刺繍糸は色数が豊富で、番号で色を管理できるため、同じ色を後から追加購入しやすいのが利点です。
スタジオでは主にDMC社の糸を使っています。色番号を記録しておくことで、同じ図案を再制作するときに色を再現できます。
色の組み合わせ方
色の組み合わせで迷う場合は、まず使う色数を絞ることをおすすめします。3〜4色に絞った方が、図案がまとまりやすいです。同系色でまとめると落ち着いた印象になり、補色を少量加えるとアクセントが生まれます。
秋の植物モチーフであれば、テラコッタ・オリーブグリーン・ベージュの3色を軸にして、リンドウの紫を少量加えるような組み合わせが自然です。色見本を実際の布の上に置いて確認することが、画面上での確認よりも正確です。
糸の保管と管理
刺繍糸は直射日光に当たると退色します。引き出しや箱に入れて保管するのが基本です。使いかけの糸は、厚紙に巻いて色番号を書いておくと管理しやすくなります。
湿気の多い場所での保管は糸のよれや絡まりの原因になります。熊本の梅雨の時期は特に注意が必要で、乾燥剤を一緒に入れておくと安心です。
糸の色選びに正解はありません。同じ図案を違う色で刺してみると、自分の好みが少しずつ分かってきます。ワークショップでは糸の色を参加者自身に選んでもらっているので、同じ図案でも仕上がりがそれぞれ違うのが面白いところです。
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